川内原発の一時停止について技術者倫理に基づく見解

原子力規制委員会において、川内原発の一時停止について技術に対して真摯に検討・議論することを求めるブログです

実績加速度を基準地震動の算出条件に換算すると約530ガル(長沢啓行名誉教授)

この指摘は極めて重要です。今回の地震規模の実績530ガル(基準地震動の算出条件に換算)に対し、もともとの予測モデルに今回の地震の条件を代入したとき、果たしてそれ以上の数値が導き出されるのでしょうか。予測モデルによる再計算結果が530ガルを下回るのであれば、他の断層に関する予測についての信頼性が失われます。

大阪府立大の長沢啓行名誉教授(生産管理システム)が観測値を基に「原発があるような強固な地盤での揺れ」を試算すると、約530ガルの揺れが地層部で 発生していた。これは、2004年の北海道留萌地震を参考に算出した川内原発の基準地震動(耐震設計で考慮する最大規模の揺れ)620ガルに迫る数値だっ た。』

www.nishinippon.co.jp