川内原発の一時停止について技術者倫理に基づく見解

原子力規制委員会において、川内原発の一時停止について技術に対して真摯に検討・議論することを求めるブログです

【重要】若狭ネット 川内原発停止の緊急申し入れ

4/22PMに大阪府立大の長沢啓行名誉教授が資料室長を務める、若狭連帯行動ネットワークが熊本地震の実績データを踏まえた科学的根拠に基づき、川内原発の停止について規制委に緊急申し入れを行いました!!

これを受け私は、原子力規制委員会コールセンターと丸川環境相事務所に対し、「その内容の判断は規制委に任せるが、このデータを放って、週末に入るなんて言うことは絶対に許されない。直ちに検討に入るように」と強く要請しました。
あわせてコールセンターには、「マニュアルは翌日対応かもしれないがこれは緊急案件である、今すぐ伝えるように」と要請しました。どれだけ響いたかは分かりませんが。

また他に、若林健太議員(自民・長野)、篠原孝議員(民主・長野)、森山農林水産相(自民・鹿児島)、菅直人議員(民主・東京)の事務所に、緊急の要件として連絡いたしました。

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内容は専門的であるため、かみ砕いた説明を作成予定ですが、結論だけ転記します。

 

1.2016年熊本地震を踏まえると、M6.5の地震川内原発周辺または直下で起きる可能性を否定できず、その場合には川内原発のクリフエッジ(注:安全限界)を超えて炉心溶融(注:メルトダウン)事故が起きる危険性もあることから、九州電力に対し、川内1・2号の運転中止を命令して下さい。

 

2.益城観測点のM6.5の地震に対する地下地震観測記録はぎとり波の応答スペクトルが川内1・2号の基準地震動を一部超えることから、設置変更許可の前提が崩れたことは明らかであり、即刻、設置変更許可を取り消してください。

 

3.益城観測点の地下地震観測記録のはぎとり波によれば、今の耐専スペクトルや断層モデルによる地震動評価では過小にすぎることが明らかであり、最近20年間の国内地震データに基づいて地震動評価手法を根本的に改定し、新しい地震動評価手法で基準地震動を策定し直してください。