川内原発の一時停止について技術者倫理に基づく見解

原子力規制委員会において、川内原発の一時停止について技術に対して真摯に検討・議論することを求めるブログです

4/18PM 原子力規制委員会コールセンターへの問い合わせ

原子力規制委員会のコールセンター(03-5114-2190)に電話を行った。
このときは、会議動画を見る前に電話をしたため、いくつかの事実誤認に対して突っ込むことができなかった。

得られた情報は以下の通りである。

1.情報公開体制が悪いとの指摘から、今後規制委が得られた情報は全て国民に開示していく。

2.現状、鹿児島において地震が発生するリスクは平時と比べて高いという認識は、規制委としてもあるとのこと。
⇒その割には、会議で議論がなされなかったのはなぜか

3.その上で、もし鹿児島においてM8.1の地震が起きても、原子炉建屋は問題無いということをこの会議で確認し、運転を止める必要は無いという判断に至ったとのこと。
⇒これは明確な事実誤認。M8.1というのは、今地震が起きている布田川・日奈久断層帯で想定されている最大規模であり、この断層は鹿児島県に達していない。他の断層帯に関する議論はなされておらず、よって、鹿児島県の議論は全くなされていない

4.原子炉稼働中にスクラムをかける場合と、今から停止しておく場合にどちらがリスクが低いのかという質問については、仮定の話なので答えられないとのこと。規制するあなた達が仮定の話を想定できなければ、誰が想定するんですか?とは言っておきましたが。

5.高速道路、新幹線が不通の状態で、避難計画に支障が無いのか?という質問については、避難計画は自治体主管のため、自治体に確認をとのことでしたが、今現地に電話をするのは迷惑なのでしません。

6.原子力規制委員会環境省の外局という体裁ではあるが、基本的には独立した組織であるとのこと。丸川環境相を責めても効果は薄そうです。